地方感染症指定病院の現状⑦~緊急事態宣言再び~

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12月末に現状報告してから新年を迎えましたが、年明けから状況が一変しているので、ちょっとスパンが早いのですが、また年明けからの現状報告をしようと思います。

患者数が目に見えて増加

首都圏の詳しい医療状況はよく分かりませんが、大阪や京都とその近郊も、年明けからびっくりするくらい急激に状況が悪化しています。単純に患者数ということに関して。
まずホントに病床がない。コロナ感染がわかっても、ホテル療養もできずに自宅待機している人が何千人もいる状況。

毎日毎日たくさんの発熱患者をさばいて、その中で陽性になる人は、保健所が管轄するコントロールセンターで入院先の打診をしてもらいますが、これがなかなか、決まらないらしいです。かといって、今の現状、病床はコントロールセンターしかコントロールできないので、例えば院内でコロナ発生があっても、自施設でなんとか無理やり部屋を作って収容、ということもできません。入院先の相談は診療して病状を分かっている医師がすべきだ、という声も聞かれたりしますが、診療だけでも大変なのに、入院先を探すためにほうぼうに電話かけまくるとか、それこそマンパワーの無駄遣いです。

病床が足りない

その中で、必ず一定数は悪化するけれど、その人たちが入院が必要かどうか、または追加で処方なり検査が必要かどうか、ということを外来診療できる医療機関がない。正確には、診療すべき医療機関に余裕がない。一般診療をしながら、コロナと確定しているの人を隔離しつつCTなどの検査に回すためには、病院の一部を封鎖して経路確保をしなければいけないので、いちいちロープ貼ったり人払いをしたり、そしてその後消毒液での拭き上げや通った経路の換気に至るまで、事務員や医師、薬剤師が総出で行わなければいけないからです。コロナ感染者と分かっている人を、それ以外の人と一緒の時間帯に診ることは事実上不可能なので、何かを制限するしか選択肢がなくなってくるわけです。

そして、仮に外来診療できたとして、その人たちが入院が必要、という判断になったとこしても入院させるベッドが空かない。
中等症で入院していて、悪化しても高次医療機関は満床で転送できず、転院待ちの間に亡くなってしまう患者さんが出てきています。稼働させられる呼吸器にも限界があるし、マンパワーも限られている状況は、一向に改善される目処がたたない。中等症までを扱うはずであった病院が、重症までみなければいけないことになり、軽症であればまだ熱が出ていても退院させられることも。そもそも軽症はもうほとんど入院すらできない。そして自宅隔離になるけど、感染対策が難しいので結局家族全員にうつってしまうという事例を何例もみました。そして基礎疾患のある人は常に急変しないように祈るしかない。病院で経過観察できないのだから。

ここまで来ると、病棟をいくつかつぶしてコロナ病床に充てる病院も出てきたけど、そうなるとさすがに一般診療は縮小せざるを得ないため、予定手術や検査なども延期になったり、新規受付を停止したり。

現場の緊張感は高まっています

発熱者の外来は増える一方で、コロナ陽性率もどんどん上がってます。救急は基本的に断りませんが、搬送されてくる人がコロナである確率も上がっており、その中で診療する現場の緊張感はかなり高まっています。普段は感染症を診ない慢性期の病床の看護師さんたちも、いずれはコロナ病床化することを見据えて感染対策手技の徹底を再確認したり。そんな状況に加えて、さらに病院でコロナワクチンを1日何百人も受け入れろと言われたり。


でもやっぱり、全体を見渡すと圧倒的に無症状あるいは軽症例が多いのだけど、患者数が増えたら今の制度のままでは、隔離せざるを得ないので、現場としてはどうしようもありません。その対策がひたすら大変で、診療に割くべき人員が足りなくなっています。基本は自宅療養でいいはずなのだけど、厄介なのは元気な人でも血管系の急変がそこそこな頻度で起こるので自宅で急変されると間に合わない。病院にいたとしても間に合わない可能性も高いけど。
医療者は有事には家庭や自分の生活を顧みずに診療するという意識が当たり前のように染み付いてるので、そりゃ血反吐を吐くほど働いてるか、と言われたらもしかしたらまだ余裕があるのかもしれないけど、負担が集中しているところはもはや限界に近いでしょう。急速に確実に、でも真綿で首を絞めるようにひっそりと、コロナが浸透して医療が崩壊してきているのをひしひしと感じています。。。

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自宅待機の場合、自宅で呼吸状態を客観的に把握できる機械があると安心かもしれません。子供で使うことはまずないだろうけど、特に自宅で高齢者が同居している場合など。体温計のときみたく、そのうち品薄になる気もしたりします。。

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