コロナ差別について

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緊急事態宣言もようやく発表され、次第に事態が深刻化しフェーズが進んで行くなかで、いわゆる「コロナ差別」が問題になっています。

現在は感染が確認されれば、感染拡大予防の観点から、過去ニ週間以内の行動歴をすべて調査され、濃厚接触者は検査対象となったりします。そうした調査はあくまで個人のプライバシーを考慮して行われますが、現代社会においては場合によってはすぐに第三者に氏名を突き止められ、風評被害に遭ったり、その後の生活に支障がでる事例が相次いでいます。

外で咳をしただけで睨まれる

このご時世、外で少しでも咳込もうものなら、まるでバイ菌を見るように疎まれて肩身の狭い思いをする人が続出しているようです。もちろん心配なのもよく分かりますが、過度に疑心暗鬼になってギスギスしてしまうのは避けたいものです。

欧米ではアジア人というだけで、「コロナ!」と罵声を浴びせられたり、暴行を加えられたりという被害もあるようで、コロナ感染とともに、コロナ差別へのリスクも高まっています。世界で活躍する野球選手なども、コロナ感染と「そのほかの諸々のリスク」を鑑みて、帰国を余儀なくされています。

病院での差別と風評被害

同じことが医療機関でも起こっています。「あそこの病院にはコロナが出たらしい」といううわさが広まると、あっという間に外来患者の受診が無くなります。もちろん、今不要不急の受診は控えるべきなので、来なくても大丈夫な人はそのままで大丈夫ですが、本当に必要なお薬を処方することができなくなったり、必要な検査をすることができなくなってしまうのは、良いことではありません。

また、 実際にコロナ患者を 受け入れている感染症指定病院であったり、コロナ患者が出てしまった病院や医院には、卸の会社が物品を搬入せずに玄関前に放置したりするような事例もあるようです。

コロナ感染者やその家族への差別

また、コロナに感染し、PCRが陰性化して退院できたとしても、「PCR検査が確実とは分からない」といった理由で、その後も会社に出勤できなかったり、隔離されたりという差別を受ける人もいます。さらにはその家族も、検査で陽性にならなくても、周りから「コロナ患者の家族」として差別を受けることになる事例があるといいます。もっと言えば、コロナ感染者と濃厚接触が疑われる人が身近にいるというだけで、子供が保育園での預かりを断られたり、いじめられたり、ということもあります。

医療従事者への差別

同様のことが医療従事者とその家族に対しても起こっています。訪問看護師が仕事中に道ばたで「感染をまき散らすな」と罵声を浴びせられたり、医療従事者の子供というだけで、避けられたりバイ菌呼ばわりされたり、というなんとも悲しいことが起こっています。

また、病院内においても、コロナ患者の診療に携わる医師が煙たがられたり、警戒されたり、というようなことはどの病院でも多少なりとも起こっているのでは、と推測します。

「がんばっているみんなへ」小児科学会からのメッセージ

みんな、平時であればそんなことにはなりません。みんなが苦しく、我慢しているときだからこそ、こういうことが起こります。

そしてこのような差別や虐待も、やはり親の態度を見て子供がそれにならうものです。小児科学会から4月6日付で以下のようなメッセージが出ています。

小児科学会HP(外部リンク)

以下抜粋

とてもざんねんなんだけど、もし、うつってしまったみんなのお友だちやその家族がいても、その人たちをぜったいに責めないで。その人たちはぜんぜん悪くないし、治って帰ってくれば、元気になって元どおりだよ。そのときはやさしくしてあげようね。

虐待も増えている

先の見えない不安と、子供がずっと外に出られないで家の中にいることによって、家庭内暴力や虐待も増えているという報告が相次いでいます。

社会情勢が不安定になると、大人も子供も心が揺らぎます。でも、こんなときだからこそ、みんなで優しい強い心を持って、一丸となってウイルス排除をしていくべきではないでしょうか。

明けない夜はない

長い長いトンネルと思われますが、いつかは必ず終息を迎えることも事実です。諸外国の状況を鑑みるに、長くても1年程度で終息すると思いますし、ワクチンや治療薬の開発によってはそれより早い時点での終息もあり得ます。ピークを下げるような、人との接触をぐっと減らすような、有効な対策ができれば、ひと山越すことができれば、医療崩壊のリスクもぐっと下がることも分かっています。ここはいがみ合わず、疑心暗鬼にならず、明るく優しい心を持って、みんなで立ち向かいましょう!

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