アレルゲンについて

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アレルゲンについての覚書です。

アレルゲンコンポーネント

特異的IgEが結合するタンパク質をアレルゲンコンポーネントと呼び、結合部位をエピトープと呼びます。エピトープには直線的な連続性エピトープと、立体的な構造的エピトープがあり、構造的エピトープのほうが、熱による影響を受けやすいことが知られています。

植物性アレルゲンは4つのタンパク質スーパーファミリー (プロラミン、クーピン、Bet v 1ホモログ(PR-10)、プロフィリン) に分類されます。また、動物性食物アレルゲンの多くは3つのタンパク質スーパーファミリー(トロポミオシン、パルブアルブミン、カゼイン)に分類されます。

日本アレルギー学会HPより

植物性タンパク質は6割以上がプロラミン、ク―ピン、PR-10、プロフィリンのどれかに属します。その中でもPR-10は果物の口腔アレルギー症候群の患者が反応するアレルゲンであり、熱に弱いという特性があります。

バラ科の食物は、リンゴ・桃・サクランボ・梨・琵琶・イチゴなどで、シラカンバの抗原の一つであるBet v 1と強い交差性を持ちます。

キウイやメロンなどはそれとはまた別で、シラカンバのBet v 2と交差性を持つプロフィリンに反応すると言われています。


日本アレルギー学会HPより

食品別アレルゲン

小麦アレルゲン

小麦には様々なアレルゲンコンポーネントが存在し、その各々が違うアレルギー症状に関連していることが分かっています。

小麦アレルゲンは国際的にTri a と記載することになっています。有名なω-5グリアシンは国際名はTri a 19 と呼ばれます。グリアシンは水や塩に不溶性ですが、アルコールには可溶性です。また、パン職人喘息の原因となるアレルゲンはαアミラーゼ/トリプシンインヒビターの一種です。

大豆アレルゲン

大豆のアレルゲンは国際表記でGly m と表します。様々なアレルゲンが存在しますが、Gly m 5-8 が即時型アレルギーに関連し、Gly m 4がPR-10に属しOASに関連します。

種子アレルゲン

ピーナッツの主なアレルゲン蛋白はプロラミンに属するAra h 2 です。ナッツ系のアレルゲンはプロラミンやク―ピンが多くを占めています。

果物・野菜のアレルゲン

バラ系のリンゴやナシ・桃などは、LTPを含み、多くが実そのものでなく皮との境目に存在しています。そして、果物・野菜でのアレルゲンは多くがPR-10、プロフィリンです。

鶏卵・牛乳

卵白の主なアレルゲンはオボムコイドと阿保アルブミン、牛乳の主なアレルゲンはカゼインとβラクトグロブリン。

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