自宅でできる胃腸炎の感染対策

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この時期増える胃腸炎。特に今年はロタの感染が局地的に見られます。家庭でできる感染対策について、まとめてみました。

胃腸炎の原因の大半はウイルス感染症

子供の胃腸炎でご紹介した通り、 感染性胃腸炎のほとんどが、ウイルス性の感染症です。 細菌性胃腸炎も二次感染を起こしますが、一般的にはウイルス性胃腸炎のほうに照準をあてて解説します。

ウイルス性感染症は、一般的に手などについた原因ウイルスが、口から体内に侵入することによって感染する、「経口感染」の経路をとります。ですので、基本的には、いかに口に入らないようにするか、がポイントになります。

普段の感染予防策について

手洗い・うがいをまめに行いましょう!

感染対策の基本の基本は、やはり手洗いとうがいです。感染者をどれだけ隔離しても、手についた菌を体内に取り込んでしまったら、感染が成立するリスクがあります。ノロウイルスなどの感染力の高い胃腸炎ウイルスは、10~100個程度が口に入ると発症することがあると言われています。

ちなみに、便た出たあとおしりを拭きますが、ウイルスや細菌はティッシュペーパーの編み目よりもずっと小さいため、実質は素手で拭いているのと同じ、と主張する人もいます。うんちの水分が浸透する範囲内はもちろん、おしりを拭くときにギュ!っと圧迫すると、なんとティッシュ36枚分も通過して菌が存在した、という研究があるそうです。

手洗い場は、できればトイレの中にあるべきです。そして、タンクの上でなく、水道と、石鹸が必要です。アルコール消毒はある種のウイルスや細菌には効果がありますが、効果がないものもたくさんいます。

家族内で感染があった場合の予防策

家族の1人が胃腸炎を発症した場合、困るのがその他の家族への感染対策です。胃腸炎の潜伏期間は通常数時間から数日で、この間にも感染者の体内でウイルスが増え続けているため、つばのしぶきや食器などの共用で、発症時にはすでに他児にも感染が成立している場合も少なくありません。

よく、胃腸炎を発症した子を連れてきたお母さんに、「他の子に症状が出てくるとしたらどれくらいですか?」と聞かれますが、遅くとも一週間以内、そして大抵は2-3日で症状が現れます。

感染者の吐物などの処理方法

子供の嘔吐下痢の消毒方法の記事でも触れていますが、適切な消毒を行う必要があります。

まずは、マスクと手袋・エプロンを装着します。当然ですが、吐物・排泄物に含まれる病原体から体を守ることが目的です。

そして、塩素系の消毒液を適切な濃度(1000ppm)に調整します。 ppmとは100万分の、という意味で、濃度の表記によく使われます。100万分の1000、1万分の10、つまり、0.1%と同義です。ハイターは50000ppmなので、1/50程度の薄さに調整する必要があります。(それ以上だと殺菌はできますが、衣類などが漂白されて痛んでしまいます)

次に、消毒液に浸した雑巾を吐物などの上にかぶせ、飛び散ったり蒸発してエアロゾルとなるのを防ぎます。そして、半径2mくらいの範囲を、外から内に(逆だと菌をまき散らすことになる)、円形に拭いていきます。

汚物がついた衣類やシーツなどは、消毒液に30分以上漬けておきます。

患児がよく触るものも消毒を!

ドアノブやトイレのレバー、蛇口など、ウイルスを排泄している子供が触っていそうな場所は、適宜消毒液で消毒することもおすすめします。

ここまでやって、それでもうつってしまう場合もあると思います。でも、体内に入るウイルス量をなるべく減らしてやることで、軽症化する可能性が高くなります。できることをやって、あとはしっかり睡眠をとって、免疫力をしっかり保って病気を寄せ付けないようにしましょう!

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