麻疹、感染拡大に注意!(3月8日更新)

sponsor’s link

2019年、麻疹患者数の推移

2018年末に、三重県で麻疹(=はしか)の集団発生がありました。そこから少しずつ広がり、関西一円での患者数が増えてきました。

2019年の麻疹患者数報告についてです。

麻疹流行拡大

もともと、三重県の自然派志向の団体の集会で、麻疹の集団感染が確認されました。その後、年が明けてから、京セラドームで行われたAKBの握手会に参加した男性の一人が麻疹を発症したとのことです。

さらに、あべのハルカスの従業員の集団感染が報告され、さらに2月に入ってからは、吹田済生会病院で医療従事者の集団感染も報告されました。

そして、数日前ですが、はしか患者が新幹線で新大阪と東京を往復していたことも分かり、これからさらに流行が拡大していきそうな予感です。

現時点(2019年3月8日)での麻疹患者数

第8週(2月27日発表)の時点で、すでに患者数が258人に上っています。

これは、前回500人近くの患者をだして流行した2013年の増え方を超える勢いです。さらに今回は、早くから感染者が不特定多数と接触する可能性のある場所を訪れており、今後潜伏期を経て、さらに患者数が倍増するものと思われます。

今年に入ってからの都道府県別の累計患者数は、大阪が三重を抜いて94人、三重50人、愛知25人、東京19人、神奈川9人、京都8人、和歌山7人となっています。

ワクチン接種歴のない人の感染が主ですが、2回接種でも罹患している人もいます。時間が経つと、抗体価が薄れてくるため、2回打っていても、10年以上期間があいていれば感染する可能性があります。

はしかの症状について

麻疹(はしか)の症状については、以前のブログ でご紹介している通りです。

風疹とおなじく麻疹も、ワクチン空白世代があり、感染のリスクが高くなっています。

また、以前であれば、麻疹は今よりもありふれた病気であったため、感染者に接触する機会もあり、その都度、感染はしなくても麻疹の抗体価は上昇していました。ところが、現代においては、ワクチンの恩恵により麻疹は局所的に流行しますが、全国的な大流行にはならないため、ワクチンの効果が切れたら、そのまま抗体価も減少してしまう傾向にあります。その分、感染者は減り、麻疹での死者や重症者も減ったわけですが、まだ撲滅できているわけではないので、ワクチンを打っていても時間が経っていれば感染するリスクがあるというわけです。

また、大人の麻疹は、子供よりも重篤になりやすいです。

現在報告されている患者の年齢別の割合ですが、10代が35%、20代が30%、30代が15%であり、実に10歳から39歳で80%を占めます。主に外出先での感染だと思われますが、今後はもっと高い年齢にも広がっていくことと思われます。

年齢別ワクチン接種状況

風疹同様、ワクチンの接種状況を年齢別にまとめましたので再掲します。

1977(昭和52)年4月1日以前に生まれた人
・・・1回も接種していない可能性が高い世代

1977(昭和52)年42日~1990(平成2)年41日に生まれた人
・・・1回しか接種していない世代

1990(平成2)年42日~2000(平成12)年41日に生まれた人
・・・MRワクチン2回の接種が推奨された世代

2000(平成12)年42日以降に生まれた人
・・・1歳台と就学前の1年とで2回の定期接種が推奨された世代

風疹同様、できるだけワクチン接種を行い、感染拡大を防ぐした手立てはありません。

まだワクチンが不足しているという話は聞いていませんが、早めに接種状況を確認し、必要であればワクチン接種をすることが、大切だと思います。

sponsor’s link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする