本当に風邪に有効な治療法とはなにか

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風邪に有効な治療法とは

以前よりこのブログでは、風邪に風邪薬はあまり効果的ではない、という内容の記事を何度もご紹介しています。では、風邪に有効な治療法とはなにか。エビデンスに基づいて考えます。

英国の論文より

2018年10月に、British Medical Jornalというイギリスの権威ある雑誌に掲載された論文を引用します。この論文によれば、抗ヒスタミン剤も、抗生剤も、抗炎症剤も、風邪の症状を改善するということに関しては、「明らかな効果が確認できない」という結論でした。それどころか、「ハチミツ」や「漢方薬」、「ビタミンC」なども、すべて「明らかな効果が確認できない」という結果です。(このブログでは、ハチミツは咳に効果的かもしれないという内容の記事はご紹介済です)

この論文によれば、子供の風邪症状に効果的と考えられるのはただひとつ、「生理食塩水による鼻洗浄」です。

(引用元:https://www.bmj.com/content/363/bmj.k3786)

鼻閉・鼻汁の功罪

風邪を引くと、多くの場合、まず鼻水が出ます。先だって咽頭痛が出ることもあります。そして、そのうちに咳ひどくなってきて、発熱したり、倦怠感が強くなります。

以前からご紹介しているように、鼻水は体の重要な防御反応であり、免疫物質を含むものです。この鼻水にウイルスや細菌を吸着して、体外に出してしまったりやっつけてしまおうという体の反応です。なので、基本的にこの鼻水を止めてしまったりする治療は、風邪ウイルスの増殖を招き、症状を重くしてしまうことにつながりかねません。

ただ、困ったことに、この鼻水による不快な症状のせいで、ごはんが食べられなくなったり、眠りが浅くなってしまったりすると、十分な免疫力が発揮できず、風邪が悪化することになってしまうこともあります。

それを改善するために、十分にウイルスを吸着している鼻水を吸引してあげるという方法があることは以前にもご紹介した通りです。(鼻水吸引器のススメ、 鼻水止めのお薬について)

ところが、機械の吸引力にも限界があり、複雑な構造をした鼻の奥底に溜まった粘調な鼻水を全部吸い取ることは、どんな機械でも実質不可能です。

その場合は、「鼻洗浄」をおすすめいたします。

鼻洗浄とは

以前からやっておられる方はやっておられますが、最近耳鼻科や小児科でも、この鼻洗浄が有効であると、いろいろなグッズも浸透してきています。

水道水でやるのは拷問なので、必ず生理食塩水を用いて、しみないようにします。

by カエレバ

耳鼻科でもやってもらえるところもありますが、この時期耳鼻科も混みますので、できればおうちでしてあげるのが一番です。どうしても気持ち悪さはありますが、やったあとの爽快感は、鼻水吸引よりも上です。これで、汚い鼻水も一掃できます!

一般的な風邪の鼻水症状の経過

風邪の初期は、透明さらさらの鼻水が出ることが多いですが、次第に白っぽく色がついてきて、咳がごろんごろん出るころには、鼻水も黄色っぽく、どろどろになっていることが多いです。黄色い鼻水は、膿性鼻汁といって、中に白血球や細菌、ウイルスの死骸がたくさん含まれています。鼻をすすってごっくん飲みこんでしまっても、胃酸で消化できるため、感染することはありませんが、鼻の中にとどめておくと、中耳炎などの原因になってしまいます。

膿性鼻汁は、とてもどろりと粘調のため、鼻水吸引器を持ってしても、なかなか吸い取ることができません。そんなときに、生理食塩水での鼻洗浄を併用して行うと、とても効果的と言えます。

特に、中耳炎を繰り返すお子様をお持ちのママさん、一度試してみてはいかがでしょうか?

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