風疹の大流行続く
2018年から風疹の流行が続いています。インフルエンザ警報が出ているさなかでも、風疹の患者さんの報告も相次いでいます。
2019年 風疹患者報告数
(感染症研HPより)
第一週~二週の患者数のグラフです。分かりにくいですが、新年に入ったので、黄色のグラフから、左端の赤い●のグラフに変わっています。定点当たりの報告数がやや減り増加の勾配がやや下がったかなとは思いますが、第一週~二週でも139名(一週目が47名、二週目が92名)が風疹と診断され、2018年からの累計では、3056名の風疹患者数となりました。
都道府県別患者数
新年に入ってからで更新されてしまっていますが、都道府県別ではやはり東京が一番多くて38名、次に神奈川19名、千葉16名と続きます。西日本では大阪7名、福岡13名です。年末年始に人の移動がたくさんあったはずなので、さらに全国に広がっている可能性もあります。
少数ですが他の都道府県も見てみますと、埼玉が9名、茨城・兵庫・山口・佐賀でそれぞれ4名、あとの都道府県は報告があっても1名程度です。
2018年からの累計で見ると、東京は累計983名、神奈川では421名、千葉では399名、福岡で180名、大阪で127名、などとなっています。
少しだけ流行の勢いが弱まったかと思われますが、まだまだ収束とは言えない状況です。引き続き、妊婦の方などは十分注意が必要ですし、周りに広めてしまわないように、みなさんも十分注意しましょう!
ワクチンの助成もありますので、時間ができたときにぜひ打っていただければと思います。