#8000ってご存じですか?

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子供医療電話相談窓口(#8000)について

夜間や休日、「子供が熱をだしてしんどそう」、「頭を打ったようだ」、「不機嫌が続いているけど大丈夫かな・・・」といった子供の健康に関する心配は尽きないものです。

そうした不安に対応するのは、地域の救急外来の仕事でもありますが、近年、救急外来への受診者が増加し続け、場合によっては数時間の待ち時間になることもしばしばです。

そのようなときに、#8000をダイヤルしてみてはいかがでしょうか?

#8000(しゃーぷはっせんばん)とは

この番号をダイヤルすると、地域の医師・看護師とつながり、子供の現在の状況などを口頭で説明してもらうことで、今から受診するべきかどうか、家庭でできる対応などを専門家の立場から指南してもらえます。

厚生労働省のHPに詳しい説明があります。【厚生労働省】子ども医療電話相談窓口HP

地域によっても多少差はありますが、ほとんどの都道府県で夜間0時以降も、翌朝8:00あるいは9:00まで電話対応してくれます。(2018年現在、岩手、秋田、山形、東京、神奈川、長野、沖縄は真夜中は実施していません)

相談件数は年間約100万件に近づく勢いで、年々増加しています。

固定電話だけでなく、携帯電話からもコールすることができます。

実際コールするとどうなる?

コールしてからのおおまかな流れです。

実際に聞かれること

「子どもの年齢、性別、住所」

・「どのような症状か」と、それに引き続き、具体的な質疑応答

・そのときの症状に応じて、ただちに受診が必要かどうか判断してもらい、受診が必要であれば、受け入れ可能な病院を紹介してもらえる。また、救急要請が必要かどうかの判断もしてもらえる。

・すぐに受診が必要なくても、家でできる処置方法、注意すべき症状などの指導をしてもらえる。

ただし、電話相談をした場合、相談を受けた人は問診だけでは判断がつかない場合も多いので、最終的には「ご心配なら受診してください」となる場合も多くあります。受診した結果、なんともなかった、ということも多々あると思われます。実際救急の現場でも、「こんな軽症なのに受診指導されてる!」ということもよくありました。

つながらないときは?

#8000の回線は各都道府県で1-2本しかないので、電話が殺到すれば当然つながりにくくなります。

インタ―ネット回線でつながるHP(子どもの救急)もあります。子供の救急

ここでは、あてはまる症状をクリックして、その症状から受診が必要か、救急要請が必要か、などの情報を提供してくれます。

また、総務省消防庁が手掛ける#7119というものもあります。#7119

2018年現在、宮城県、埼玉県、東京都、新潟県、大阪府、奈良県、福岡県でしか展開していませんが、15歳以上の大人の救急事案にも対応しています。こちらのほうが認知度は低いので、つながりやすいかもしれませんが、小児科医や専門の看護師が対応しているわけではありません。ただし、緊急での対応が必要かどうかの判断はできると思います。

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