筋膜リリース法

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つらい肩こりの治療、「筋膜リリース法」について

肩こりのメカニズム

同じ体勢でずっといることが多かったりして、血流が悪かったりすると肩こりが起こります。デスクワークしている人にも多いですが、赤ちゃんをずっと抱っこしていても起こりますね。肩こりって、どうして起こるかご存じですか?

肩こりの人の肩を触ると、筋肉が固く凝り固まっています。これは、解剖学的にどのようなことが起こっているのかを説明します。

以下の画像は、背中の筋肉の解剖図です。ぱっと見たら何か分からなくなるくらい、いろいろな方向に、いろいろな長さや太さの筋肉が走行しています。実はこうした筋肉が、浅い層から深い層まで、もっとたくさんあります。(出典;http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/)

これらの筋肉は、走行する方向である程度の筋肉の繊維と血管・神経が束になり、筋膜という薄い膜に覆われて、まとめられています。そして筋膜と筋膜の間には潤滑油の役割をする液体が存在し、筋肉同士の滑りをスムースにして、体を自由に動かすことができます。

肩こりとは、この潤滑油が減り、筋膜同士がくっついてしまうことにより、筋肉の動きが制限され、血流がさらに悪くなったり、固くなってしまう現象です。

筋膜リリースの概念とは

筋膜同士が癒着して(くっついて)しまって起こる肩こり。当然治療は、筋膜の癒着をはがすことです。ちょうど、ケン○ッキーフライドチキン(特にモモの部分)を食べているときのことを思い出してください。お肉が束になって、いくつかに分かれていますよね。あのお肉の束が、くっついてしまっているのです(分かりにくい?)。あるいは、生の鶏もも肉をよく見てみると、筋繊維とそれを取り囲む筋膜のイメージが付きやすいかもしれません。

皮膚の上から押しただけでは、癒着はなかなか取れそうにない、という実感がもてましたか?

くっついた筋膜同士をはがすためには、筋肉を動かすのが最も効果的です。そして、効果的なストレッチをしたり、マッサージをすることで、筋膜をはがして凝りを治そう!というのが、筋膜リリースの概念です。

針灸が肩こりに効くのは、針により筋膜を刺激し、熱を加えて筋膜をリリースしているからです。

筋膜リリース体操の方法

筋膜リリースの方法は、いろいろなHPに分かりやすくのっているので、ここでは詳しくは書きません。

(ためしてがってんのHPより引用)

(首の筋肉の筋膜リリース方法)

右手を右後ろにぐっと伸ばし、左手で肩を持ちます。左耳を前に出すイメージで顔を思いっきりひねり、30秒保持。その後、鼻を左肩に近づけるようにひねり、30秒保持。これを左右対称に数セット繰り返します。

その他、「平泳ぎ」の動きに似た肩甲骨周辺のリリース法や、シェー!のポーズのリリース法など、いろいろな方法が紹介してあります。

注射によるリリース法

癒着した筋膜に針を入れ、食塩水を注入して筋膜をはがすという治療法もあります。

超音波エコーという機械で、癒着した筋肉同士を観察し、癒着部位を同定します。エコーガイド下に針をすすめ、ちょうどいいところで食塩水を注入すると、今まさに筋膜の癒着が取れるという瞬間が分かります。以前は「トリガーポイント注射」と言われていましたが、最近はトリガーポイント=痛みの発症部位が筋膜であることが分かってきたので、「筋膜リリース注射」と呼ばれるようになりました。

筋膜リリース注射は専門の病院で行うことができますが、整形外科で行っているところも増えているので、相談してみてもいいかもしれませんね。

注意したい、「マッサージのしすぎ」

筋膜が癒着している場合、その部分に少なからず炎症があったことを意味します。なので、やみくもにマッサージをしても、炎症を助長し症状を重くする可能性があります。

マッサージにて筋膜リリースを行う場合は、筋肉の走行をしっかり把握し、癒着している筋膜同士をはがす方向でマッサージしてやらないと、むしろ炎症だけひどくして悪化する場合すらあります。マッサージをすることで、炎症していないところもさらに炎症がひどくなってしまい、もともとの痛みと一緒になって分からなくなってしまいます。

肩こりマッサージはあくまで「気持ちいい」と思うところで止めておくことをおすすめします。

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