心配なおねしょの兆候について

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子どものおねしょについて

一般的なおねしょについては、前回記事でも触れたことがあります。前回記事はコチラ

今回は、おねしょを原因別に分類してみましょう。

おねしょの分類

おねしょにはいくつかの分類のしかたがあります。

一つ目の分類

一次性夜尿と二次性夜尿

生来、ずっとおねしょが続いている場合を一次性夜尿と呼びます。それに対して、半年以上は治っていたのに、またおねしょが再発してきた場合を、二次性夜尿として区別します。

二次性夜尿は、家庭や学校でのトラブル、災害などの心的ストレスなどが関与している場合が多く、これらの原因をケアする必要があります。

また、二次性夜尿は、糖尿病や尿路感染の兆候となる場合もあります。さらには、てんかん発作の一種の症状として現れる場合もあります。ひどい便秘の場合にも、おねしょが起こってくることもあります。頻度は稀ですが、中枢神経の感染症や腫瘍が原因として起こる場合もあり、長く続く場合には、精査が必要になります。

二つ目の分類

おねしょだけの夜尿症と、昼間遺尿を伴う夜尿症

おねしょだけの夜尿症の場合は大きな心配がないことが多いですが、昼間のお漏らし(遺尿)を伴う夜尿症の場合は、様々な疾患の可能性があります。昼間のお漏らしには、尿意の切迫感(おしっこが我慢できない!)を伴う場合と、知らない間にパンツが濡れている場合とがあります。いずれにせよ、パンツが渇いている時間(ドライタイムといいます)が短ければ短いほど、重症になり、病気が潜んでいる可能性が高くなります。

知らない間にパンツが濡れている場合は、尿管異所性開口といって、腎臓から膀胱に向かう尿管の出口部が、膣の中など、本来のところでないところに存在していることがあります。その他にも、腎臓~尿管~膀胱~尿道の流れのどこかに異常があっても、同様の症状が出ることがあります。

(また発達障害がある場合は、本人が集中しすぎてトイレに行くのが遅れたり、トイレがまだ伝えられないということも十分に考えられます。)

尿意切迫感がある場合は、膀胱が収縮しやすくなっている可能性が高いです(過活動性膀胱)。膀胱は、良く伸びる筋肉でできた袋です。通常は圧力センサーが働いており、ある程度まで伸びるまでは収縮しないようにできていますが、このセンサーが誤作動すると、ちょっとしか尿が溜まっていなくても、排尿を促すように膀胱が収縮してしまいます。これが昼夜を問わず起こると、遺尿も夜尿も起こってしまいます。

心配なおねしょの兆候

おねしょの分類を考え、どのタイプが当てはまるかによって、診断も変わってきます。

上記をまとめれば、

①いったん治っていたおねしょが再発した場合は病気が隠れている場合が多い。ただし、精神的ストレスの原因として思いあたることがあるなら、その解決に努めるべき。

②昼間のお漏らしが4-5歳になっても続いている場合

おそらく夜尿症の相談をすると、子どものおねしょ診察のときに聞きたいこと に示したような内容が問診され、その内容を見て、医師から対応策が打診されるでしょう。

上記に当てはまる方は、おねしょの治療を開始するのはすこし後になるかもしれませんが、病気の兆候がないかどうか、一度チェックしてもらったら安心ではないでしょうか。

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