やけどの応急処置

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子供のやけどの応急処置

子供はときにとんでもないことをします。日常生活においては、常にやけどと隣り合わせです。アイロン、ポット、炊飯器からの蒸気、熱いコーヒー。レジャーでは花火やバーベキューなどもよくやけど事故につながります。

やけどをしたときには、まずよく洗浄・冷却しましょう!

子供がやけどをした場合は、とにかくきれいな冷水でよく洗浄し、冷やしましょう。やけどの範囲が大人の手のひら以上であれば、すぐに病院を受診する準備をしましょう。冷却の時間は5分から10分程度で大丈夫です。

傷口が汚れているようであれば、流水でしっかり洗いましょう。その際は痛みがあって泣き叫んでも、しょうがないと思ってください。ここでの洗浄がしっかりできていなければ、傷口が細菌感染を起こして、結局治るのが遅くなります。

やけどの分類

やけどの重症度は大きく3つに分けることができます。

Ⅰ度熱傷

皮膚が赤くなるだけのやけどです。ひりひり痛みます。冷やしていると痛みが和らぎます。

Ⅱ度熱傷

Ⅱ度熱傷には浅いタイプと深いタイプがあります。

  Ⅱ度熱傷(浅いタイプ) 水ぶくれができますが、やや赤っぽい色をしています。                 痛みはやや強いです。

  Ⅱ度熱傷(深いタイプ)   水ぶくれができますが、白っぽい色をしています。浅い                 タイプに比べて痛みがやや弱いのが特徴です。

Ⅲ度熱傷

Ⅱ度よりももっと深い部分まで達すると、皮膚が真っ白になってしまったり、焼け焦げてしまったりしています。神経までやられているため、痛みはあまりありません。

やけどの応急処置の方法

しっかり汚れを洗い流したら、Ⅰ度の場合はステロイド軟膏を塗って様子見でOKです。

Ⅱ度以上の場合は、病院での処置が必要になります。

水ぶくれを覆う膜は、水ぶくれがやぶれた後はなるべく皮を除去するべきというのが定説です。皮が残っていると感染の温床となってしまいます。

その後は傷を乾燥させないような処置が必要になります。

ワセリンやアズノールといった油性の外用剤をたっぷりと塗り、傷口にガーゼを当てます。その際、ラップを挟むという方法もありますが、ラップで密閉状態にしてしまうことで細菌が逆に繁殖しやすくなってしまい、敗血症になってしまったという症例もあるため、慣れていない場合は、安易に使用すべきではありません。ガーゼを当てるとはがすときに上皮までとれてしまうと思いがちですが、しっかりワセリン等を付ければ問題ありません。

やけどの傷は乾燥させると痛みが増しますが、ワセリンなどで保護してしまえば、ひりひりする感じはかなり軽減されます。そして、あとは傷口から染み出す滲出液を利用して、自分で治癒する力を活性化させます。

消毒は必要ないが、1日1回はしっかり洗浄を

昔は傷口をよく消毒していましたが、消毒はむしろ再生しようとしている細胞を障害してしまい、傷の治りを遅くしてしまうことが分かっています。さらに消毒をしたとしても、すぐに周りの皮膚や空気中の細菌がくっついてしまうため、まったく意味がありません。

ただし、傷口は清潔に保っておく必要があるので、毎日1回はかならずしっかりゴシゴシこすって洗浄してやる必要があります。そのときには子供は泣き叫ぶと思いますが、傷を治すために頑張ってください。

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