盲腸かも?子供の心配な腹痛

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子供の腹痛、もしかして盲腸かも?

子供が急におなかが痛いと言いだしたら、いろいろ心配になりますよね。盲腸(虫垂炎)を疑う腹痛とはどのようなものでしょうか。

はじめは腹痛の場所はさまざま

虫垂炎と言えば、右下の腹痛、というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、虫垂炎の、特に初期の腹痛は本人の意識下において右下であることはむしろ少なく、みぞおちだったり、臍の部分であることが多いです。ただし、痛みが右下にないと本人は思っていても、マックバーニー点と呼ばれる、右下腹部の一点に強い圧痛があることが多いです。

腹痛の部位は次第に右下に移動していきます。

腹痛の程度もさまざま

虫垂炎と言えば、七転八倒するような強い腹痛、というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、案外ケロリとしている人もいます。

ただし、先ほどご紹介したマックバーニー点を押さえると強い腹痛があったり、筋性防御といって、その炎症付近の腹筋を使って内臓を守ろうとする反射が起こっている場合がほとんどです。

また、腹痛は波があるものですが、波の合間にまったく痛みがなくなるのは虫垂炎の可能性が低いです。そして、波はあるものの、次第にその波が大きくなっていくのが虫垂炎の腹痛の特徴です。

発熱がないと虫垂炎は否定的

虫垂炎は内臓の炎症であり、症状が出てくるころには、腸の一部である虫垂が腫脹しています。この影響で微熱程度であれ発熱している場合が多いです。また、虫垂の腫脹がでると、まわりの腸管が麻痺する傾向にあり、腸の流れが滞って、嘔吐する場合も多いです。

通常は、胃腸炎などでは嘔気・嘔吐からはじまり、この時期は腹痛はあまり強くありません。その後、腸蠕動が亢進して下痢となり、このときに腹痛が強くなります。(腹痛は排便で改善します)

ところが、虫垂炎の場合は、腹痛と同時に発熱があり、初期に嘔吐が見られる場合も多いです。

典型的な虫垂炎の所見

「臍部やみぞおちの腹痛からはじまり、微熱くらいの体温上昇、そしてだんだん強くなる腹痛と、嘔吐症状が見られる、そのうちに痛みが右下腹部に移動してくる」

こうした変化が半日~1日の間に起こってくる場合、虫垂炎の可能性が高いです。このとき、右下腹部の痛みが顕著でなくても、マックバーニー点を押さえると、圧痛や筋性防御で固くなっている場合が多いです。

診断は血液検査で白血球や炎症反応の上昇があること、また腹部エコーやCTで虫垂の腫脹をとらえることです。

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