牛乳(ミルク)アレルギーを疑ったときの対応

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赤ちゃんが牛乳アレルギーかもしれない!

今まで母乳しかあげていなかったので分からなかったけど、粉ミルクを与えてみたらアレルギー症状がでた!フォローアップミルクで症状がでた!など。こんなとき、どうしたらいいのか、小児科医が解説します。

アレルギー症状を疑うとき

粉ミルクのアレルギー症状は多彩です。口のまわりの少しの発疹の場合もあれば、全身に発疹がでたり、咳込んだり、嘔吐や下痢をしたりすることもあります。下記の場合は、アレルギー症状を疑いましょう。

【ミルクを飲んで30分以内に下記の症状が出てきたとき】
・顔面や体に虫刺されのような少し隆起した発疹が出た
・不機嫌、嘔吐、下痢
・咳込み、ゼイゼイ
大抵は30分以内に症状がでることが多いですが、2時間くらい経っていても、同様の症状があれば、アレルギーを疑います。
アレルギー症状のでるタイミングとしては、
・それまで母乳だったがはじめてミルクを飲んだとき
・今までにないくらいの量のミルクを飲んだとき
・ミルクの種類を変えたとき(E赤ちゃんから他の種類へ、またはフォローアップミルクに変えた、など)

牛乳アレルギーを疑った場合の対応

離乳食がはじまった赤ちゃんであれば、お食事で栄養を補給し、お茶などの飲み物で水分補給ができますが、まだミルクしか飲めない赤ちゃんの場合は、母乳に戻すか、アレルギー用のミルクを飲ませて受診までの時間をかせぐ必要があります。症状が出ているのに、同じミルクを飲ませ続けると、アレルギー症状がひどくなりアナフィラキシーになったり、血便が出たりして、全身の状態が悪くなることがあります。

フォローアップミルクは、栄養分を濃く調整したミルクなので、症状がでやすいことが知られています。フォローアップミルクだけで症状がでる場合は、通常のミルクに戻すか、水分補給をお茶などで行うかにする必要があります。フォローアップミルクはあくまで、乳児に必要な栄養分を補いやすくするためのものなので必ずしも必要なものではありません。

アレルギー用ミルクにはいくつか種類があります。アレルギーの原因となるタンパク質を小さく分解(ペプチド化)すればするほど、アレルギー症状を起こすリスクは少なくなりますが、その分ミルクとしての風味やおいしさは失われていきます。はじめは飲めるかどうかわからないので、お試しとして小さいものを購入することをおすすめします。

アレルギーの起こしやすさは、分子量で決まります。通常のアレルゲンは分子量が数万ですが、ペプチドミルクと言われるものは、数千にまで分解しています。分子量が少なくなるほど、アレルギー症状がでる確率は低くなります。

比較的軽症の場合

・ミルフィー(明治)アレルギー用ミルクとしては風味の低下を最小限にしたうえで作られています。分子量は800~3500です。

by カエレバ

・Ma-mi(森永)
こちらの試供品サイズは最近とんとみないです。分子量は500~2000程度です。

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・E赤ちゃん

また、こちらもアレルギー用ではないですが、アレルギーの出にくいペプチドミルクです。産院ではこれを使っているところも多いですね。家に帰ってから他の通常粉ミルクで症状がでた場合は、E赤ちゃんに戻すと大丈夫なことも多いです。分子量は3500以下です。

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中等症の場合

上を試してみてだめだった場合は、こちら↓
・ニューMa-1(森永)

分子量は300~1000ですが、独特の風味があります。

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・ペプディエット(ビーンスターク)

分子量は500~1500です。

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重症の場合

母乳で大丈夫だった場合は、母乳が一番安心です。ただ、どうしても母乳があげられない場合は、ペプチドミルクではなく、最小限までペプチドを分解したアミノ酸ミルクを使います。味的には、ミルクとはだいぶかけ離れてしまいますので、慣れるまでは飲むのが難しいかもしれません。

・エレメンタルフォーミュラ(明治)

分子の最小単位であるアミノ酸まで分解していますので、理論上はアレルゲンとなりえないです。ただし、通常で調乳するとすこし濃いので、はじめは薄めてあげる必要があります。

by カエレバ

中等症以上の場合は、自己診断はせず、必ず医師の診断を仰ぐようにしてください。

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