風疹流行の兆しあり

sponsor’s link

2018年、風疹の流行の兆しがあります

2018年8月第の風疹患者の報告数が、前年度を上回り急増しているようです。まだ東京・千葉中心の局地的な流行ですが、これから全国に広がってくるものと思われます。

11月に入ってからも患者数は増加し続けています。42週の報告患者数は174人となっています。

風疹ってどんな病気?

風疹は、風疹ウイルスによる感染症で、感染力が強く空気感染を起こします。

約2週間の潜伏期間の後、発熱と首あるいは耳の後ろのリンパ節腫脹、そして全身の発疹がほぼ同時に出るのが特徴です。軽く目が充血することもありますが、麻疹(はしか)より軽度です。はしかは、始めは発疹がなく、あとから出てきますが、風疹は比較的初期から発疹がでます。発疹は淡い小型の紅斑が、癒合せずに全身に出ます

ただし、はっきりと症状がそろわない症例も数多くあり、またほとんど症状を出さずに感染している「不顕性感染」もかなりの割合でいると考えられています。

ほとんどは、4-5日程度の症状で、後遺症なく自然治癒しますが、稀に脳炎・脳症や、手指の関節が腫れたりがこわばるなどのリウマチ様症状、ときには血小板の減少などを伴うこともあり、入院での治療が必要になることもあります。

妊婦がかかると大変な病気

風疹は妊婦がかかると大変な病気です。

妊娠20週までに母体が風疹にかかると、胎盤を通しておなかの赤ちゃんにも感染し、「先天性風疹症候群」という病気になります。この病気は、生まれながらに心臓の奇形や白内障、小頭症、難聴、さまざまな発達遅滞を伴います。特に12週までの妊娠初期にかかると、流産率も高くなるし、5割から9割という高い確率でこの先天性風疹症候群になるとも言われています。

2012年から2013年にかけて風疹の大流行がみられたときに、45人の赤ちゃんが先天性風疹症候群として出生されています。

風疹を予防するためには

感染を防ぐためには、予防接種をするしかありません。

最近では、1歳と6歳で予防接種が義務化されています(麻疹・風疹ワクチン)が、問題は、ワクチンの効果が薄れてきた大人です。

妊娠するまでに2回打っておく、そしてできれば妊娠前に風疹の抗体価を確認し、効果が薄れているようなら追加接種をする、というのが一番いいですが、妊娠してしまってからではワクチンが打てないので、周りの人がなるべくワクチンを打って、集団免疫の力で風疹を予防してあげるしかありません

世代別 風疹ワクチン接種回数

以下、風疹ワクチンを打っている回数を世代別にまとめました。

1962年4月2日~1979年4月1日までに生まれた人・・・女子中学生に1回接種
1979年4月2日~1987年10月1日までに生まれた人・・・男女とも中学生で1回接種。ただし接種率低い。
1987年10月2日~1995年4月1日までに生まれた人・・・1歳から7歳半までに1回接種
1990年4月2日~1995年4月1日までに生まれた人は、高校生で2回目接種)
1995年4月2日~1999年4月1日までに生まれた人・・・1歳から7歳半に1回目と中学生で2回目接種
2000年4月2日以降にうまれた人・・・未就学時代に2回接種

ただしこればあくまで法律での定期接種の時期なので、ここに当てはまっていてもご自身が必ず打っているとは限りません。

一般的には上記の中でワクチン空白世代と言われる、30-40代での風疹発症が多数の割合を占め、感染拡大につながっているようです。

予防接種は打ってから2週間ほど経たないと、効果が得られません周りの人にうつさないために、先天性風疹症候群で苦しむ人たちを増やさないために、まずはしっかり自分の接種歴を確認することからはじめましょう。特に、周りに妊婦がいたり、これから子供をつくろうと考えている方は、早めに対策を打つようにしましょう。

検査してからうつべき?

検査いて抗体価を測る方法もありますが、どうしても二度・三度手間になり、通院回数が増えます。前回の接種から10年以上経過していて、周りに妊婦さんがいる、もしくは妊娠を考えている人が身近にいる場合は、検査を待たず予防接種を受けてください

そして、予防接種をするならば、麻疹風疹混合ワクチンを接種することをおすすめいたします。麻疹は今は感染者数が落ち着いていますが、またいつ流行するか分かりません。この機会に両方同時に受けておくことをおすすめいたします。

また、流行地でない限りは、0歳台で打つ必要はないと考えられます。

最新の情報についてはリンクの記事をご覧ください。

sponsor’s link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする