隠れ喘息に注意!

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「風邪を引いたら毎回咳が長引く」

という主訴をよく聞きます。子供は風邪を次々と引いている場合も多く、鼻水が常に垂れっぱなし、という場合もよくあります。鼻水が出ていると、日中は鼻をかんだりくしゃみで出したりして処理できますが、寝てしまってからは、喉の奥に流れ込んでしまうので、咳や痰のもとになってしまいます。こうした理由から、乳幼児の咳は長引く可能性があるのですが、中には違う病気が隠れている場合もあります。

寝入りばな、起き掛けに咳が多い場合

寝る体勢なるときは、起きている体勢から横になるという体勢の変化で、鼻水が喉の奥に流れ込みやすくなります。鼻水が喉の奥に流れ込むことを「後鼻漏」といいますが、寝入りばなの咳はこの「後鼻漏」による可能性が高いです。

「後鼻漏」による咳を軽減するためには、なるべく入眠前に鼻をかんできれいにしておくことが重要です。鼻をかめない年齢の子は、寝る前、お風呂上りで鼻水が水分を吸って柔らかくなっているときに鼻水を吸引してあげてください。これだけでも、咳は少しましになります。鼻水吸引器のススメ

また、どんどんのどの奥に流れていかないように、横向きで寝かせてあげる、枕などで少し頭を高くしてあげる、などの工夫も有効です。子供の咳を軽くするコツ

また、エアコンなどによる喉の乾燥も咳の原因になります。空調の風が直接当たらないようにするような工夫や、喉の乾燥を防ぐ工夫も有効です。子供の咳にハチミツが有効!?

明け方、4時~5時くらいに咳込む場合

寝入りばなは多少ましでも、毎日明け方になると決まって咳込む、という場合は、「隠れ喘息」の可能性が高いです。

喘息は、気管支が収縮して息を吐くのがしんどくなる病気ですが、明け方に空気が少しひんやりすると気管支の攣縮が誘発されて発作をよく起こします。ひどい場合は、朝になってもゼイゼイしているので、小児科での診察時に喘息をキャッチできるのですが、軽症の場合は、朝には自分でよくなってしまっている場合もあります。小児科に行っても、そのときには症状がないので見逃されやすいのです。そんなときは、咳込んでいる明け方に、子供に喘息が出ていないか、そっと耳をあてて聞いてみてください。おうちでできる!ゼイゼイの確認方法。

喘息が出ているようなら、治療法が少し変わりますので、小児科医に伝えてください。

子供が喘息と言われたら喘息の予防的治療について

咳止めテープがよく効く場合

風邪の場合で、よく「咳止めテープ」と称して、ホクナリンやツロブテロールの貼付薬が処方される場合があります。このお薬は、気管支を広げる作用があるのですが、通常の鎮咳薬とは違います。大抵の場合は、貼っても効いているかどうか分からない、という具合で、おそらく喘息がないから貼っても無駄なのだと思います。逆に、「貼ったら嘘のように咳が消えた!」という場合は、隠れ喘息の可能性が高いです。咳止めテープの効果は?

咳にも感染性の咳、アレルギー性の咳、喘息の咳、など、いろいろな原因があります。病態に応じた投薬や対応が必要なので、どんな場合に咳が多いのか、もう一度確認してみるといいと思います。

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