喘息に負けない体のつくり方

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喘息に負けない体のつくり方

喘息の患者さんからよく聞かれるのは、「どうしたら発作が起きにくくなりますか?「水泳がいいと聞いたんですけど・・・」といったことです。喘息発作が出ない体づくりについてご紹介します。

まずは、しっかり喘息のコントロールをする

喘息の患者さんは、運動をすることで気管支が攣縮し、発作を起こしやすいと言われています。しかも、気管支の攣縮は、喘息のコントロールが悪いほど、おきやすくなります。つまり、運動をして喘息が出るということは、喘息の管理がまだ十分でないため、発作予防の長期管理薬を調整する必要があります。参照;喘息の予防的治療について

喘息の管理は、患者さんの生活において不自由がないようにすることが目標なので、好きなことができるように、場合によっては治療の強度を上げることになっても、しっかりとコントロールしてあげることが重要です。

発作が出ない程度の軽い運動から開始する

喘息のコントロールがしっかりついていれば、多少走ったりしても大丈夫なことが多いです。ただし、十分なウォーミングアップ、マスクの着用による気道刺激緩和、などの対策が必要になります。

また、砂埃や冬季の乾燥した冷たい空気が喘息の悪化因子になりますので、水泳はその点喘息の子供にとっても比較的安全な運動の方法と言えるでしょう。

はじめは、運動前に気管支拡張薬をあらかじめ内服したり吸入することも推奨されます。ステロイドと気管支拡張薬の合剤も開発されており、一度の吸入で二つの作用が期待できます。

こうした十分な対策を行った上で、発作の出ない強度の運動から開始し、徐々に強度を強めていきます。

水泳はOK、マラソンはNG

前述の理由から、水泳は喘息の患者さんにも適した運動方法です。マラソンは、冬季に屋外で行うため、発作を誘発する頻度が高いです。

また、速さや順位を競うスポーツは、無理をしてしまう場合があるため、なるべく自分のペースで合わせられるスポーツを行うことが重要です。

発作のない期間が長ければ長いほど、発作は起きにくくなります。そうすれば、例えば陸上競技などもできるようになっていきます。

小学校高学年、中学生は、学校の評価もかかわってくるため、しんどくてもなかなか言いだせない側面もあります。子供に負担をかけないように、診断書を用意したり、担任の先生に事情を話しておくことも重要です。

運動の苦手意識を取り除いてあげて

小さいころから発作が出ていたような喘息の子供さんは、運動をしたら調子が悪くなるため、運動に対して消極的で苦手意識が強いです。自分はどうせ喘息だから運動ができない、と諦めてしまい、自己肯定感の喪失にもつながります。しっかり喘息をコントロールして、少しずつ日常生活にも運動を取り入れることができれば、心理面での発達にも良い影響が見られます。

喘息は精神面が弱くても発症しやすいので、自己肯定感をしっかり育てて、自信をもって運動できるように、無理なく続けられるといいですね。

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