【ママ小児科医が考える】赤ちゃんの歩行器についての考察

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赤ちゃんの歩行器について

赤ちゃんの腰がしっかり据わってきたら、お座りだけでは物足らず、いろいろ動いてイタズラをするようになります。また、一人遊びが苦手な赤ちゃんは、ママをそばに呼んで離れると泣いたり、次のおもちゃを欲したり、なかなかママの手があかずに家事がはかどらないと困ってしまうかもしれません。
そんなときに、「歩行器」は赤ちゃんの恰好のおもちゃになり得ます。ただし、使い方を間違うと、けがや事故のもとになります。海外では販売が禁止されている国もあります。
ここではそんな歩行器について、小児科医&ママの視点から考察していきます。

歩行器のメリット

一番のメリットは、「親が自由になれる」ことです。ある時期の赤ちゃんは、抱っこして、親の注目を集めていないと安心してくれないこともあり、少しの時間でも、トイレにいったり、最低限の家事をしたり、という時間がとれる可能性があります。

そして2番目としては、「危ない場所に行かせない」ということが挙げられます。単独で入りこめるような場所も、歩行器がガードになって入っていけません。階段を上ってしまうという赤ちゃんも、歩行器に入っていると、階段に到達できません。つかまり立ちをする時期は、よく転倒によるけががありますが、そういった心配はありません。

3番目は、2番目と通じますが、「イタズラ防止」です。歩行器に入る月齢の赤ちゃんは、よくティッシュを全部だしてしまったり、小さいものを口に入れてしまったり、コンセントをいじって感電してしまったり、、ということは防止できます。

ということで、ある意味、安全でもあります。が、これは諸刃の剣でもあります。

歩行器のデメリット

ある意味安全、と前述しましたが、歩行器の一番のデメリットは、「けがが多い」ということです。救急外来でも、歩行器がらみの事故はあとを絶ちません。歩行器で誤って階段や玄関などの段差から転落することもよくありますし、歩行器で歩いているところを他の兄弟などが強く押してしまい、壁に激突してしまって脳出血を起こした赤ちゃんも診たことがあります。

2番目のデメリットは、「発達への影響」です。赤ちゃんは、まずは座位、ハイハイ、つかまり立ち、独り立ち、そして歩行というふうに、各段階でしっかり筋力をつけて次のステップにいきます。まだハイハイしかできない時期から歩行器ばかりに乗せていると、目線があがるので楽しいのですが、全然ハイハイをしなくなったりする子もいます。すると、成長段階で必要な筋力がつかずに、発達が遅れたりする可能性が指摘されています。

3番目のデメリットは「場所をとる」ことです。部屋の中でかなりの容積をしめる歩行器。都度片づけられるものでもないので、はっきり言ってとっても広いおうちでないと邪魔になります。そして、兄弟がいると、兄弟も乗りたがったり、乗る際に落ちたりして危険なこともあります。

メリット・デメリットをしっかり理解して

このように、使い方によりいいものにも悪いものにもなりえる歩行器ですが、そのもののメリット・デメリットをしっかり理解して、対策を立てた上で、短時間使用するのであれば問題ないのではないかと個人的に思います。

ちなみに、赤ちゃんによっては、歩行器自体を拒否する子もいますので、まずはおもちゃ売り場などで乗せてみてあげてください。

ちなみに筆者も使っていました

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ほんとに5分でもいいんです。手を空けたくて、購入しました。とても喜んで、しばらくは夢中になりました。その間にダーっとごはんを作ってしまいます。

腰がしっかり据わってお座りが安定してくる生後7か月ごろに一番使っていました。歩行器全般は、コロコロ車輪が取れるようになっているため、しばらくはカーペットの上にこれを置いておくと、摩擦で動けず、立位のまま遊んでくれていました。

うちの子の場合は10分もすれば疲れてくるので、お呼び出しがかかりおろしてあげる、という感じでした。

そのうちに筋力もつき、カーペットの上でもコロを外していても、自在に動けるようになってきました。うちはバリアフリーマンションだったので段差の心配はありませんでしたが、歩行器を引きずって台所まで来たりすると、逆にめっちゃ邪魔でした。

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こういった、据え置きタイプのジャンプバウンサー?のようなものも検討しましたが、言っているうちに歩行器自体を嫌がるようになり、あれよあれよという間にたっち→歩行となってしまったため、実際使ったのは2か月くらいでした。

よろしければご参考にしてくださいね。

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