赤ちゃんのでべそ

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赤ちゃんのでべそについて

赤ちゃんってなぜでべそになるの?

赤ちゃんは生まれてくる前、お母さんとおへそでつながっています。
臍帯と言われるぶよぶよしたひもの中に、血管が通っていて、胎盤から赤ちゃんのおなかの中の大きな血管につながって、栄養や酸素のやりとりをします。生まれてくるとこれが不要になり、自然に脱落しますが、脱落のしかたによっては、皮が反転して余ってしまったりするため、おへそが少し出ているように感じられることもあります。

また、赤ちゃんはおなかいっぱい母乳やミルクを飲んで、空気まで飲んでしまうため、おなかがパンパンになると、中側から押されておへそがでやすくなります。

そして、おなかの中に通じていたときにあいていた穴がたまたま大きかった場合、その穴の中に腸管が入りこんでしまったりすることがあります。そして、泣いたりして腹圧がかかったときにお臍が風船のように膨らみます。

これがいわゆる「臍ヘルニア」です。

臍ヘルニアについて

臍ヘルニアは、軽症の場合は無治療で大丈夫です。体が大きくなるにつれ、腸も太くなってそう簡単にはおへそから飛び出なくなります。そして、余った皮膚もおへその中に落ち着いてきますので、気にならなくなります。

ところが、おへそが飛び出て皮膚がてかてかになるくらい伸びている場合は、大きくなっても伸びた皮膚は戻らないので、臍の皮があまってでべそが残る場合があります。

臍ヘルニアは生まれたばかりのときはあまり分からないことが多く、ミルクをたくさん飲みだす2か月くらいで大きさはピークになります。生後間もなくでもしっかり膨らんでいる場合は、それから大きくなることが予想されますので、治療の対象になります。

臍ヘルニアの治療ってどうするの?

臍ヘルニアはほとんど症状はなく、治療するかしないかは、美容的な観点から必要と考えるかどうかです。例外的に、穴と腸の太さがマッチしてしまった場合、飛び出た腸がむくん戻らなくなってしまい、血流が悪くなるといういわゆる「嵌頓」という状態になったときは、手術する必要があります。ただし、頻度は稀です。

昔は10円玉を張り付けていた、という話も聞いたことがありますが、一時期積極的な治療をしなくても自然軽快するので、無治療でいく、という方針が流行りました。でも、やっぱりひどい子に関してはでべそが残ってしまうことが問題になり、早めに治療を開始すれば、早めに改善されるという報告が増えたので、最近は中等度以上の子については、治療をおすすめしています。

方法は、でべそを収納して上から抑えるだけ、というシンプルなものです。

でべその部分を指で触ってみると、「ぐじゅぐじゅ」という感触があります。それは、腸管とその内部の水分や消化物の感触です。それを何とか穴の方向に押し込むと、赤ちゃんが泣いていないときはでべそが収納されると思います。その状態で、上からスポンジとテープで押さます。(写真では白いテープが残っていますが、最終的には透明だけになります)

慣れれば、薬局で売っている資材でも十分にできるのではと思いますが、でべその収納方法などは少しコツが要りますので、予防接種の際にでも近くの小児科で相談してみてはどうでしょうか。

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