汚い場所でけがをした場合の対応

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子どものけが

子どもにケガはつきものですが、ときには汚い土やどぶなどでけがしてしまうこともあります。そして、すぐ病院受診することができずに、時間が経ってしまってから、腫れたりといった主訴で来られる方もいます。

汚い場所でのけがは破傷風菌に注意!

破傷風菌は、土の中比較的深めのところやどぶなど、汚い場所に生息しています。けがをした傷口からこの菌が中に入ってしまうと、神経毒を出して、神経症状が現れることが知られています。症状がでてくるのは菌が入ってから1日から3週間までとかなり幅が広いのですが、体のこわばり、特に口が開きにくくなるなどの症状が出てくるときには注意が必要なのです。
破傷風は日本で年間100名ほど発症しているようです。

破傷風菌感染の予防は四種(三種)混合ワクチンです

破傷風は、四種(三種)混合ワクチンをしっかり打っていれば、まず発症することはありません。問題は、三種混合ワクチン接種されていない時代の老人、あるいは、四種混合などのワクチンを受けていない子どもです。ちなみに、三種混合ワクチンは1968年に接種が開始されています。

傷の程度とワクチン接種回数によって治療法が変わる

例えば、小さい浅い傷であれば、しっかり洗浄してそのまま何もしないでも治ることがほとんどです。しかし、深く大きい傷であれば、予防的治療の適応になります。予防的治療とは、破傷風ワクチンの再接種です。

予防的治療を考慮しなければならない傷は、

・1cm以上の深さの傷
・砂や泥で汚染され、洗い流せない場合
・汚染され、受傷から時間が経っている場合

です。
また、三種混合あるいは四種混合ワクチンを3回接種していれば概ね安心ですが、それ以下の場合は、予防的治療を考慮します。また、三種(四種混合ワクチン)の最終接種から10年以上経過している場合は、上記の注意しなければならない傷にあてはまれば、予防的治療を行います。また、高度に汚染された傷では、三種(四種)混合ワクチン最終接種から5年以上経過していれば、予防的治療が推奨されています。

また、これらのワクチンをまったく接種していない場合は、発症予防に破傷風ワクチンは使えません。通常、初回のワクチン接種から、効果が得られるまでには2週間程度かかってしまうからです。

いざというときに慌てないためにも、やはりワクチンはしっかり打っておくべきですね。

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