【小児科医監修】子供の喘息吸入治療について

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子供のステロイド吸入療法について

前回(喘息の長期管理薬)からの続きです。

子供はなかなか適切な吸入療法が行えません。内服だけでのコントロールが難しい場合は、自宅でなんとか吸入を行う必要があります。鼻水吸引(鼻水吸引器のススメ)同様、据え置き型ものと、ハンディタイプものがあります。

おすすめの吸入器

ジェット式・コンプレッサー式 ネブライザー吸入器

病院でよく使っているのが、omronなどの医療機械メーカーのものです。家庭用に簡易的なものも発売されています。このとき重要なのが、かならず「コンプレッサー式」あるいは「ジェット式」と呼ばれるものを購入してください。このほかに「超音波式」というものがありますが、超音波式だとパルミコート(ネブライザーでのステロイド吸入薬)などの一部のお薬が使えないからです。

据え置き型なので、安定していますし、使い勝手もよいですが、ややかさばってしまうこと、管を洗ったりのメンテナンスも必要です。0歳台の赤ちゃんはこうしたタイプをお勧めします。

また、多少お値段ははりますが、コンパクトタイプはこちら。

横にしても液がこぼれず、しっかり噴射できます。乾電池でも動き、ACアダプタで充電も可能です。コードレスなので子供が寝ていても使いやすいのが特徴です。旅行先にも持っていけます。

これらのタイプは、この機械と別に、「パルミコート吸入液」や「生理食塩水」、「インタール液」の処方を受ける必要があります。これらのお薬は、使い捨てのプラスチック容器で処方されますので、全部混ぜて機械に投入します。

また、「メプチン吸入液」を処方してもらうと、病院と同じようなモクモク治療を自宅ですることができます。

ただし注意すべきは、「パルミコート」吸入を行う場合は、メッシュ式のネブライザーはメーカーではあまり推奨されていないので(実際には、吸入することは可能です)、パルミコートを頻回に使う場合には、ジェット式がおすすめです。

マスク付きチャンバー

上記のように、病院と同じようにしようとすると、機械のコストやメンテナンスの必要性がでてきます。0-1歳児くらいの小さい子はやはり上記がベストですが、2-3歳以上になるとある程度のことも理解できるようになってくるので、もう少し簡易的な方法で吸入ができるようになります。

そしてなにより、「メッシュ式」「ジェット式」「超音波式」といった種類がないのでより簡単です。

前記事(喘息の予防的治療について)でご紹介した吸入ステロイド薬(エアロゾル、ドライパウダー)をマスク付きの筒にくっつけて、10回程度深呼吸させる方法です。

いろいろな機種がでていて迷うのですが、最終的には子供が乗り気でしてくれないと難しいので、ある程度の年齢であれば、子供に選んでもらうのがいいのではないかと思います。

こんなのもあります。

少々お高いですが、子供が喜んでマスクを使ってくれるかがカギになります。初対面で嫌になったら、その後の吸入がとても大変になりますので。。。サイズも豊富にあります。
くわえる方式のものもあるのですが(安い)、できればマスクのほうがおすすめです。1-2歳は絶対マスクのほうがいいです。

通常、チャンバーを使う際には、どうしても噴射した吸入薬が壁に付着してしまったりで100%お薬が吸入できないのですが、こちらは中が金属になっていて、粉成分が付着しにくい気流を起こす構造になっているようです。

薬局でも取り扱いはありますが、取り寄せになる場合も多いので、楽天などでぽちっとしてしまえる今の時代は便利だな~と思います。スペーサーに関しては、最近保険適応も通ったので、処方することもできるようになりました。

逃げ回る子にはどっちも難しいと思いますが、ネブライザーは吸入している時間が5-10分程度必要なので、チャンバー式で10秒だけなんとか押さえてすることをお勧めします。忙しい朝にモクモクもできないですしね。

最終的には主治医との判断になるとは思いますが、吸入器を購入する際の参考にしてください。

参考記事;
子供が喘息と言われたら
喘息の予防的治療について
喘息に負けない体をつくる!
子供の喘息のまとめ
喘息の治療について

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