おたふくかぜワクチンについて

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NHKの連ドラで話題になっている、おたふくかぜワクチンについてです。

おたふくかぜワクチンについての誤解

おたふくかぜは、よく地域で小流行を起こします。
水痘は定期接種になったのに、おたふくはならない。
定期接種じゃないってことは打たなくてもいいってことだよね?って、よく聞かれますが、違います
かかったほうが一生かからないもんね?ってよく聞かれますが、違います
順番に説明していきますね。

おたふくかぜの症状

おたふくかぜは、唾液をつくる唾液腺のひとつ、耳下腺が片方あるいは両方炎症をおこす病気です。熱は出たりでなかったりで、耳下腺の腫れは5日ほどでおさまる。ほとんどが重症化せずに治ります。
でも、一部、重症になり入院したりする場合はあります。

おたふくかぜの合併症とは

一番よく診るのが、髄膜炎です。頻度は1-10%と言われています。
髄膜炎は数日経てば必ず治るのですが、厄介なのは、卵巣炎や睾丸炎を起こして不妊の原因になったり、難聴を引き起こすことがあります。

おたふくかぜの予防法は?

ワクチンしかありません。おたふくかぜにかかって終生免疫を得ようとして、耳が聞こえなくなってしまったら、後悔してもしきれません。

おたふくかぜ合併症とおたふくかぜワクチンの副作用

おたふくかぜにかかって免疫を得るという考え方は、もっとも副作用の強いワクチンを打つこととほとんど同義だと思います。ここでは、合併症と副作用の確率を比べてみましょう。

ここでも、罹患率★と有効率▲の問題になります。(詳しくはワクチンについての前回記事 予防接種の効果が実感しにくい理由をお読みください)

日本ではおたふくの罹患率は高く、3-4歳までに9割が感染し、日本ではまだ流行がよくおこるのでワクチンをうたなかったら生涯で100%感染するとも言われています。(★=100%と仮定しましょう)また、ワクチンの有効率は高く、1回接種で▲は約90%、2回接種で99%とも言われています。ので、ワクチンを接種する意義は十分にあります。
が、やはりワクチンの副作用も問題になります。問題となるのは、ワクチンによる髄膜炎や耳下腺腫脹です。

実際に罹患した場合と、ワクチンによる副反応の頻度の比較

                     おたふく   vs   おたふくワクチン
耳下腺腫脹  60-70%       3%
髄膜炎    1-10%       0.1-0.01%
睾丸炎      20-30%                 0.1%未満
卵巣炎            5-7%                    0.1%未満
不可逆性難聴 0.005-0.1%             ほとんど報告なし

無菌性髄膜炎を起こす確率は、ワクチンの場合と比べると10~1000倍も高い確率です。難聴は不可逆的なものですが、従来は20000人に一人と言われていましたが、最近の研究で1000人に一人程度発症していることが分かってきました
そしてもうひとつ言うなら、先進国でこれだけおたふくかぜの流行が起こる国は日本くらいです。他の国ではとっくに定期接種化して、感染はほぼ鎮静化されているのです。

みなさん、おたふくワクチンはお金がかかっても受けましょうね。
はやくおたふくワクチンが定期接種化されますように。

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