痙攣で救急搬送!そのとき救急室で行われていること

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子どもがけいれんをした!救急車を呼んで近くの病院に搬送された!

初期治療の間は、一通りの診察や処置が終わるまでは保護者であっても救急室内に入ることができません。そのとき、救急室内ではどんなことが行われているのでしょうか?

0 初期評価

見た目での状態把握(意識、顔色、手足の動きなど)
まず救急車から降りて、救急室内に運び入れるまでに、けいれんがまだ続いている可能性があるか、意識状態はどうか、顔色などをみて呼吸や全身の血の巡りの状態(循環)はどうかを数秒で判断します。

1 一次評価~

救急室内でまずベッドに移し替えてから、モニターを付け、酸素の値や心拍数、血圧など測定します。

同時に、吐物や唾液で息がしにくくなっていないか、酸素や点滴が必要か判断し、必要であれば口の中の吸引、酸素投与や点滴などの処置を開始します。

点滴が必要な場合は、同時に血液検査も行い、電解質、血糖値や血液の中の酸素の値、循環の指標を測ります。痙攣が続いているなら、点滴路から薬剤を投与します。

ここまでで、早くて5分、遅くても10分~20分くらいです。

2 二次評価~

けいれんが止まって、状態が落ち着けば、発熱の原因やけいれんの原因を探っていきます。

熱性けいれんなのか、けいれんを起こす髄膜炎や敗血症などの重症の病気が隠れていないのか、先に出した血液検査の結果を見てから、さらに精査が必要なのかどうか、判断していきます。

入院が必要な症状

痙攣の持続時間が長い(15分以上)、短時間に繰り返す
痙攣が止まっても、意識がはっきりしないとき
片側性、麻痺など、神経学的に気になる所見があるとき
血液検査で明らかな異常がでたとき(低血糖、電解質異常、炎症反応高値など)
親の心配が強い

これらの症状があれば、単純な熱性けいれんとは言えないので、何かの病気が隠れていないか、さらに精査が必要になります。意識状態がはっきりしないままであれば、CTや脳波を撮ったり、MRIを撮ったりします。

血液検査で異常があれば、点滴内容を調整して補正します。また、重症感染症が疑われれば、そのまま抗生剤などを使って治療がはじまります。

一度けいれんを間近で見てしまったママやパパは、次また起こるかもしれないと思うと、心配でたまりません。熱性けいれんの家族歴があったりで繰り返すリスクが高いと判断したり、親の希望があれば、入院となります。

こういった流れになっています。

けいれんを起こさないのが一番ですが、我が子が万一けいれんしたときは、このようにして医療がすすんでいくんだと、参考にしていただければ幸いです。

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