高熱時によくあるQ&A

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子供の高熱は心配!

子どもの発熱って、突然で、しかも40℃くらいの高熱になることもしばしば。

前回、発熱は、体の免疫力を上げる防御機構のひとつだと書きました

ただ、分かっていても、目の前の子どもが40℃以上の熱を出してハアハアしていたら、誰でも心配になります。以下、よく聞かれる質問集に回答してみました。

Q1「高熱になると脳に影響がでるのでは?」

A 41℃台までの温度変化では、脳に全く影響はありません

一般的な感染症での発熱は、脳の調節機構によって42℃以上になることはありません。ただし、熱中症ではこの調節機構が壊れている可能性があり、早々にしっかり冷却する必要があるので注意です。

Q2「熱があがるとけいれんしそうで怖いので、坐薬を早めに使ってもいいですか?」

A 熱性けいれんといって、高熱のときに脳が過剰興奮をしてけいれんを起こしてしまうという、小児特有の病態があります。けいれんを気にして、高熱になる前に坐薬を使う、というママさんはたくさんいらっしゃると思います。ただ、残念ながら薬で発熱を抑えたからといって、けいれん発作は予防できません。むしろ、解熱薬の効果が切れたときに急激に体温が上がり、そのときにけいれんしやすいとも言われます。

熱があるときに解熱薬を使うのは問題ないですが、けいれん予防のお薬ではないことに注意しましょう。

Q3「内服と坐薬、どっちがいいの?効果はいつごろでる?」

一般的に、子どもに処方される内服の解熱薬と、坐薬の解熱薬の成分は一緒で、アセトアミノフェンです。ただし、肛門から挿入する坐薬のほうが、おそらく効果が出るのは早いです(早いといっても、10-20分程度の差です)。坐薬の効果がでてくるのはだいたい20-30分程度です。

Q4「解熱剤使っても熱が下がらなかった!重症?」

子どもの発熱はとても勢いがありますので、見た目上、解熱剤の効果が得られないこともあります。ただ、体温は不変でも、倦怠感や頭痛などの症状は軽くしているはずです。また、解熱剤の効果が得にくいのと、重症であることは全く別です。子どもちゃんの、病気を治そうとする力がとっても強いんだと考えてもらったらいいと思います。

どれくらい時間をあけたらまた使えるの?
処方するときは、だいたい5-6時間あけて使用するように説明しています。ただし、いろいろな状況で積極的に解熱することが必要な子は、4時間程度あけて使用することも可能です。その子の状態によって違いますので、主治医に確認しましょう。
お風呂は入ってもいい?
一般的には高熱が出ているときには体力の消耗も激しいし、熱もこもりやすいので、入浴は推奨されません。しかし、解熱剤で一時的に下がって元気になっているときなどは、簡単に汚れを洗い流してもらって、湯船で体をあたためることは悪いことではありません。実際、熱が続いて発疹がでてきた!と受診された際に、見てみると、あせもだったということはよくあります。体についたウイルスや汗を流してすっきりできると、夜ぐっすり眠れるかもしれませんね。
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