解熱剤の使い方

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解熱薬使用のタイミング

診療をしていて、よく聞かれるのが、「熱が何℃超えたら解熱薬使っていいですか?」という質問です。

答えは…

そのときの子どもの様子次第です。

例えば、40℃熱があっても、すやすや寝られている場合は、わざわざ起こして坐薬いれたり薬を飲ませたりするのはむしろ逆効果です。逆に38℃以下でも、機嫌は悪かったりぐったりしているときには、使用するといいと思います。もっと言えば、熱がなくても、頭が痛かったり、喉が痛かったり、言えなくてもつらい症状がありそうなときなどは使用すべきだと思います。

解熱させればいいものでもない

発熱することはしんどいことですが、咳や鼻水同様、体温を上げることにより、細菌やウイルスの増殖を抑えたり、免疫力をアップさせるという体の大事な防御反応の一つです。むやみに熱を下げることで、免疫の力を十分に発揮させることができなくなる可能性があります

ただし、発熱があることによって、脱水がすすんだり、食事が食べられなかったり、寝られなかったり、というマイナスの作用が強いと考えられる場合には、躊躇なく使用するべきです。
このマイナスの作用が強くでてくる目安が、だいたい38.5℃以上の発熱の場合です。

特に、熱があると寝苦しいのか、夜寝つけなかったり何度も起きてぐずったり、本人も親も大変。。

というわけで、私は、お昼寝前や就寝前には我慢せずに使ってね、といつも言っています。

効いてくるまでにどれくらいかかる?

だいたい、30分程度です。ただし、食後に内服すると、効果が遅くなることもあります。また、熱が高すぎると、見た目の体温があまり変わらないこともよくあります。 (そのほか、解熱剤についてよくある質問をまとめました。高熱時によくあるQ&A)

冷えピタってどうなの?

ところで、発熱すると、必ず冷えピタをおでこに貼ってくる患者さんがいらっしゃいます。

これらの外用冷却シート、薬局にもたくさん売っており、まるで医薬品のような扱いのこともあります。

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感想(11件)

しかし、冷えピタ等のシートは、解熱作用はありません。真顔

冷却するのは、普段ケーキとかを買ったらついてくるような、小さめのアイスノンで十分です。

アイスノンに軽くタオルを巻いてもらって、それを、両脇にたすき掛けのようにして当ててあげたり、寝ている子なら首の下や鼠径部(足の付け根)にあててあげるので十分でしょう。首、脇、鼠径部は大きな血管が体表近くを走る部分なので、血液の冷却効果が期待できます。ただ、それも、体温をがっつり下げる効果はないのであくまで補助的なものです。

ただ、冷えピタシートをおでこにくっつけると、本人もいかにも病人だ、しんどい、というような顔をするので面白いです。

走り回って制御が効かない子には、少しは抑制効果があるかもしれませんね。

また、おでこがスーッとして、清涼感はでると思うので、本人が気持ちいいという場合は使ってあげるのもよいでしょう。

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